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涙、涙。生まれてきて良かったと思えた…  メンヘラADHDサラリーマンの【書評】日本国紀 百田尚樹著  

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日本国紀

日本国紀

 

 

本の概要

2018年に出版された60万部発行されたベストセラー。

日本の歴史について、「私たち(日本人)は何者なのか」という視点を土台に、神話の時代から現在までの2000年以上もの時を、1冊にまとめている歴史書

 

「BOOK」データベースより引用↓↓

私たちは何者なのか―。神話とともに誕生し、万世一系天皇を中心に、独自の発展を遂げてきた、私たちの国・日本。本書は、2000年以上にわたる国民の歴史と激動にみちた国家の変遷を「一本の線」でつないだ、壮大なる叙事詩である!当代一のストーリーテラーが、平成最後の年に送り出す、日本通史の決定版! 

 

目次

見てわかるように、江戸時代の幕末からの記述が多い。理由は、現在の日本、日本人にとって影響を与えた所を中心に書いているからだ。

そう。平和に暮らしていた日本は、幕末以降、ヨーロッパやアメリカから、自由と民主主義というかけがえのない財産を受け取りつつ、ヨーロッパやアメリカに加えて、中国や朝鮮も加わった弱肉強食主義の波が日本に悪影響を及ぼし、現在も「自虐史観」という形で受け続けていることを強く感じられる内容となっている。

 

面白さ

読み始めると本に吸い込まれるようにスルスルと読んでいき、時間が経つのを忘れていった。

そして、何度も泣いた。そして「これが中学の時の教科書だったらなあ」とも思った。

 

史書なのになぜ?そう思ったのか?

 

教科書や歴史書は、事実の羅列や堅苦しさで嫌煙されることもあるが、この本は、

「私たち(日本人)は何者なのか」

「歴史上の出来事が、なぜ起こったのか」

「出来事を起こした人物は、なぜそうしようとしたのか、どんな背景があったのか」

→簡単に言うと日本人らしさが見えていく人間ドラマ。加えて、

「長い歴史の中を通した、世界との関係性」

という切り口で書かれているからだ。

「長い歴史の中を通した、世界との関係性」は、例えると、故手塚治虫氏の漫画「火の鳥」に出てくる火の鳥が、日本の神話の時代から現在までを俯瞰しているようなタッチにも感じられた。

 

自己肯定感

著者は日本人の国民性を、古代から現代に至るまで、根拠史料を基に導き出している。

日本人の善良さ、勤勉性、自己犠牲の姿勢を事実から離れないように注意しつつ、ドラマチックに記載してある。

 

僕はADHDで、失敗することが多く、自己肯定感が低下しがちだ。自己肯定感を高めることが生きていく上でとっても大切だが、この本は、僕の自己肯定感を高める大きな要素の一つになった。本当に感謝している。

 

なぜか?

それは、自分がADHDで、日本人の長所の大切さをとっても感じていて、自分がそれを実践しようと、常に心掛けているからだ。

 

先祖から受け継がれ、これからも大切にしていこうとしている日本人の長所を、自分の誇りとして常に持ち、自分が実践を続けることで磨きをかけ、子孫にも受け継いでいきたい。

 

大それたこと書いたな…

 

何らかの心の病がある方、事情があって自宅で引きこもっている方などは、もしかしたら、自己肯定感が低い人が少なくないかもしれない。

自己肯定感を高める方法はいろいろあるが、自分の存在自体に大きな価値があると感じることはとっても大切。

誰が言おうとも、世界中の誰にも存在自体に素晴らしい価値はある。

加えて日本人の場合、

「先祖代々受け継がれてきた自分のDNAは、誠実、勤勉、自己犠牲を大切にしている」というのを、この本を読んで実感できると、自己肯定感が高まる人もいるかもしれない。

 

ちなみに「日本人が一番偉い」とか、そんな気は毛頭ない。

人間の価値はどの国も同じ。

謙虚さがとっても大切だと思う。日本は一番端の島国だったから、ラッキーだったんだ。

 

日本人の短所

当然、日本人にも短所がある。

「平和ボケ」と言われる日本人だが、昔からそうだったとわかる。

あと「事なかれ主義」な行動をとる日本人の様子も何度か見られる。

平和ボケは、世界が日本人だけだったら、それで悪いことはないんだけどね。

 

批判の数々

発行部数60万部以上という驚愕のベストセラーでもあり、保守派の著者の本でもあり、リベラル(左派)からを中心に激しい批判を受け続けている本でもある。でも多くは、重箱の隅をつつくようなものと感じる…。

 

僕は愛読書となったけど、感じ方は自由だ。

 

書評やツイッターなどでの話題も多いが、今回は、

読んだ人のレビュー(300件以上)を読書メーターを参考にどうぞ。↓↓

i.bookmeter.com

 

もっと普及を!

個人的に、もっと普及してほしい本だ。

中学校や高校の社会、道徳、国語などで参考書としてもらえたら嬉しいし、せめて本を紹介して、学校の図書館においてほしい。

そして、ぜひ漫画化してほしい学研の日本の歴史漫画みたいに50巻位のになったら、子供も含めて、もっと読者が増えるだろうな…

 

最後に

いやあ、うそ偽りなく、涙、涙の本だった。

こう言うと、左派の人は「ネトウヨめ」とか言ってくるんだろうな…

 

この本の重要キーワードの一つ「自虐史観」については、次回、この本の副読本の書評を書く際に述べたい。

 これだ。↓↓

 

 

 

読んでくださり、ありがとうございました。