日本を取り戻す ~ウイグル弾圧を知らせる活動と共に~

ADHD会社員が日本を取り戻したい思いでつぶやき、活動の報告をします。

ウイグル弾圧を知らせる活動を1年続けた結果

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ウイグル弾圧を知らせる活動の日々

ひど過ぎる弾圧が、今、中国で1000万人ウイグル人に行われ続けています。

私は、このウイグル弾圧を知らせる活動を続けています。

街頭で日本ウイグル協会のチラシと、清水ともみさんのウイグル証言漫画「私の身に起きたこと」の小冊子を配布しています。

令和3年4月12日頃から始め、週5日、1回30分か1時間で活動し、1年が経ちました。

 

☟チラシ

uyghur-j.org

 

☟小冊子(清水ともみさんの以下の証言漫画など数種類)

note.com

活動を続ける理由

活動を続けている理由は、人道上絶対に見過ごせず、また日本を今のウイグルのようにしたくないからです。

ウイグルは、以前東トルキスタンという国でしたが、中国に侵攻され自治区にされました。長い年月をかけて支配が深まり、現在は300万人が強制収容所に収容され、拷問、レイプ、強制不妊、強制労働…親族、宗教、日常習慣、尊厳を取り上げられ、超監視社会になっています。

www.bbc.com

国であったチベットも中国の侵略を受け、南シナ海も中国が侵略、尖閣諸島への領海侵入は増え、航空自衛隊の中国機へのスクランブル発進は年600回を超えます(令和3年度)。

 

日本の不動産が中国資本に次々に買収され、企業の中国依存は深まる一方です。

ところが日本は、国土、財産、プライバシーを守り攻撃に反撃する体制ができているとは到底言えない状況で、このままでは今のウイグルのようになりかねません。

また、ウイグル弾圧に対して欧米8か国が下したジェノサイド(民族大量虐殺)認定経済制裁を実施できないばかりか、強い明確な非難すら出せない現状にあります。

報道機関も、ウイグル弾圧を報道することがとっても少ないと思います。生々しい実情を報道することは、テレビや新聞では殆どありません。

ウイグル人の方々の証言があり、世界の多くの人権団体や報道機関も非難の声を上げているのにも関わらず。

ですから、国民の多くの方々は、ウイグル弾圧の実情をほとんど知らないままです。

 

私は、例えわずかでも実情を知る人が増えて、多くの方々が声を上げ、議員、企業、政府の方々が一歩ずつでも行動を強めていってほしいと強く思い、わずかな時間でも知らせる活動を続けたいと思い、続けています。

 

活動の経過

①当初、街頭でチラシを配布しても、受け取ってもらえるのは本当に少なかったです。

ただ、清水ともみさんを始めツイッターで私を知る方が応援を続けてくださいました。

ウイグル弾圧に10年以上前から取り組み続ける有本香さんも、応援メッセージをくださいました。今も多くの方が応援を続けて下さり、大きな励みになっており、心から感謝しています。ありがとうございます。

 

②配布活動を日本ウイグル協会へ報告すると、無償でチラシを送ってくださることになりました。活動では駐車料金もかかりますし、お金の余裕がない私にとって、とっても助かっています。

 

③そして、ツイッターで私の活動を知り配布活動を手伝ってくださった方が10人以上いました。1回だけのお手伝いを含め、合計30回以上手伝って頂いたと思います。繰り返し各種団体に相談して、沢山配布できる手はずを整えてくださる方もいます。

 

④配布当初は、通行人の方々に声をかけるのに勇気がいりましたが、次第に楽に声をかけられるようになりました。声のかけ方もいろいろ工夫し、今は同じ短いフレーズを話し、目につく看板も増やし、30分で30枚前後配布できるようになりました。

 

⑤当初はチラシの配布だけでしたが、令和4年からは証言漫画小冊子をクラウドファンディングで印刷して頂き、チラシと小冊子両方を配れるようになり、より関心を持って頂きやすくなりました。

クラウドファンディングは平野雨龍さんが企画してくださいました。クラウドファンディング成立は難しかったのですが、小野寺まさるさんや竹内久美子さん、山岡鉄秀さんを始め多くの皆様のご支援で成立でき、印刷と配布が進行しています。

 

readyfor.jp

 

⑥チラシや小冊子は、親族、友人、知人へも、また数十部単位で10名程の地方議員さん、7ヵ所の報道機関へもお渡ししました。

 

振り返ると、応援やお手伝いを地道にしてくださる方々があってはじめて続けられた活動でした。うまく言葉にできませんが、心から御礼申し上げます。

 

 

この先につながる変化

ウイグル弾圧。いまだ苦しむウイグル人の方々の殆どが救われてはいません。ただ、声を上げ続けることで助かった命もありました。

そして活動を続ける中で、この先につながる国内の変化もありました。

 

①著名人、議員の方、学生さんを含めた、小冊子やチラシの配布活動が、全国各地で増えてきました。日本ウイグル協会が全国各地で行なってくださっていることに加えて、新たに活動を始める方が増えています。証言本や漫画が設置される図書館、お店も増えています。杉原千畝記念財団も、小冊子の配布に協力してくださっています。

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https://www.facebook.com/sugiharafoundation

 

②テレビに出る方々も、声をあげてくださっています。

竹田恒泰さん、カンニング竹山さん、野口健さん、北村晴男弁護士さん、山口真由弁護士さん、八代英輝弁護士さん、 谷原章介さんなど…

dot.asahi.com

 

ウイグル弾圧について、令和3年12月にはNHKスペシャルで番組化され、令和4年2月には地元の中日新聞が1面トップに掲載してくれました。まだまだ報道は本当に少ないですが、今までに無い動きでした。

 

④日本の人権決議は大変残念でしたが、94の地方議会からウイグル問題に関して国に行動を求める意見書が採択されました。

uyghur-j.org

 

ウイグル人の方々を一人でも多く救い、日本の将来を守れるように、政府や国会や企業が毅然と行動できる日本になる。道のりは険しいですが、庶民にできる周知活動をできる範囲であきらめずに続けるつもりです。

こうやって振り返ると、たった1年ですが続けることで、光が必ず見えてくると実感しました。

微力ですが、できる範囲であきらめずに取り組みます。

 

…余談ですが、活動を続けることで気力も体力も少しですが向上できました。優しい方々とのつながりも増えました。人生にも良い影響をとっても感じています。

 

まとめ

①多くのみなさまの応援やご支援のお陰で活動が続けられ、活動もより良くすることができています。本当にありがとうございます。

ウイグル弾圧を知らせる活動が、全国で少しずつ広がっています。関心を持つテレビに出る著名人もいます。94の地方議会からも国に行動を求める意見書が採択されました。

③あきらめずに活動を続けることで、光が必ず見えてくると思います。微力ですが、できる範囲でがんばり続けます。