薬の服用を始めたのは5年程前でしたが、2年程前から薬を減らし始めることができました。
一時はストラテラをベースに、パキシル、サインバルタ、レンドルミンと、4種類服用していましたが、1年程前からストラテラだけになりました。
ついでですが、強い便秘もあり以前痔核で手術したこともあって便秘薬も処方されていましたが、それも今はなくしています。
なぜ、薬が減らせていったのか。それは、薬の力、主治医の力、家族の力、職場の力、友人や先輩の力、自分の力があり、加えて、時間が経ったから、じゃないかなあと思っています。
どれが一番先とかっていうのはわかりませんが、やっぱり自分が諦めず、妻が諦めず支えてくれて、心療内科受診を継続したことがベースになっているような気がします。
受診を継続したことで主治医の先生と信頼関係ができ、話すことが楽になっていき、色々教えてもらい、安心感が積み重なったような気がします。
4種類の薬を服用したことで、精神的に少し安定したと思います。
でも、職場の環境変化もやはり大きかったです。
管理業務をしていましたが、職場に新しい部門ができて、そこは個人での作業がメインの部門でした。
そこへ移ることを提案され、やりたい分野の仕事でしたので移りました。
管理業務がなくなったことで、管理することが減った点はとても大きかったです。
新しい部門に移った後、個室で一人で業務を行うことが多くなり、これが孤独で失敗の原因にもなりました。
でもその後、2年程してから自分から希望して他の職員がいる部屋で一緒に仕事させてもらいたいと上司に言いました。許可してもらい、みんなと同じ場で仕事できるようになりました。
その半年後、今の個人業務に加えてみんなと一緒にやる業務をプラスしようかということになり、業務は増えますが断らず受け入れました。
より忙しくなりましたが、業務の効率化を行なったり、他の職員と話をする機会が増え、相談しやすくなり、孤独から少しずつ解放されていきました。
並行して兄弟や尊敬している人で話せそうだと思った人に、ADHDと診断されたことを話しました。幸い好意的に話を聞いてくださり、気持ちが楽になりました。
それをいいことに、悩みましたが職場の上司にADHDであると打ち明けました。
以前上司は、不眠症への理解がなかったと感じたことあったので不安でしたが、今回は理解してくれました。
上司から仕事も減らすように厳しく指導され、頑固に断り怒られ、減らし、というのを繰り返しだいぶ減り、帰宅時間も早くなりました。そう、それまではワーカーホリックで睡眠時間も少なかったです。
そして、時間が解決したことって、大きかったです。
いろんな相乗効果があったようにも思うのですが、「この先良くなることはないだろう」と思っていた精神症状が軽くなってきたのが、薬を服用してから2年程して感じられてきたのです。
実感してきたので、妻とも相談し、主治医に減薬を申し出ました。
主治医は賛成してくれ、減らしました。
一番減らす時に大変だったのは睡眠導入剤のレンドルミンで、なくしたい、なくせるかもと思ってから、2年程かかりました。
薬を飲まずに寝るとやはり眠れず頭がサエサエでした。
最終的に、親族が亡くなり、葬儀前のドタバタで睡眠できないだろうと予測して、薬を飲まずにやれないかとトライし、その後は飲まずに過ごせるようになりました。
ここでも考えてみると、いろんな人、おそらくご先祖様や仏様や神様も支えてくださり、達成できたと思います。本当、ラッキーなことが重なりましたから。
改めて、皆様に厚くお礼申し上げます。
そして、自分も頑張ったと思います。