ADHDの診断をするにあたり、子供の頃の状況を整理分析するシートに記入しました。
また、20代後半から自己啓発に興味を持ち、30代の時、「マイ・ゴール」という本を買い、自己分析と目標探しをした時に、子供の頃を振り替えったりもしました。
469個完璧に答えきるのはできませんでしたが、もう少しの所まではやって、自分の長所や弱点を意識することの大切さを実感しました。
うつになった時に、自分のダメな所ばかり見て落ち込んでいましたが、自分の長所がなんだったか顧みることをした方がいいと思い、「マイ・ゴール」をやったことを思い出しました。
<子供の頃>
9歳上と5歳上の姉の下の末っ子長男として生まれました。
「待望の男の子」だったようで、祖母も一緒に住み、みんなから歓迎され、誉めて育ててもらいました。
気は弱いのに自己主張したい気持ちが強かったようです。
小学校で劇などをすると主役をよくやらせて頂きました。
いろいろラッキーだったと思います。
残念だったのは、手癖が悪かったこと。万引きしたり、親の金を盗ったり悪いことをしていました。
またいじめをしたり、逆にいじめられもしました。
ばあちゃん子で、いろいろ甘やかして頂けたけど、悪く言うと、世の中を舐めてかかるような所があったと思います。よく言えば「何とかなる」「誰でも良い所をもっている」「ぼくはこう思う」という風な考えが体に染みつきました。
マラソンが苦手で、何をやっても続かず、飽きっぽい所もありましたが、絵を書くのとか好きなことに集中して取り組んだり、鉄棒が苦手だったけどあきらめずに挑戦してできるようになったのが、少ない成功体験の一つです。
ADHD的な傾向としては、落ち着かずにチョコチョコ動いて何かしている、忘れ物が多い、物をよくなくす、衝動的に何かやってしまう、心無いことを言って人を傷つける、人の話が聞けない、よく物を壊す、よく怪我をする、自己中心的などがありました。
何とか市立大学に入り、何とか卒業でき、テレビドラマの脚本作成の道に行こうとしましたが、途中から障害者福祉施設のドラマを描きたいと思い、施設で働きはじめました。
自分の欲求を抑えるのが本当に苦手で、働くのも本当に大変でした。1番初めと2番目の
アルバイトは1日で辞めてしまいました。ただ、反省してその後は長続きすることができました。
施設で働き始め、ストレスの影響か手荒れがひどいのが1年程続き、またストレス熱みたいなので入院したりしました。
色々と失敗を繰り返し、大きな事故も何度も起こしてしまい、たくさん迷惑をかけてしまい、とてもへこみました。
でも、4年程で色々慣れて失敗が少し減ってきました。
気の合う先輩もいて、自分の個性も発揮できる職場でしたので、ちょっと自信ももてました。
やってみたいことができ、転職しました。障害者の作業所で少人数で支援する仕事でした。
しかし、上司と1体1に近い職場で、自分のやり方に従わせる人で、職員が毎年入れ替わっていたのを甘く見て、自分を過信していたため、いろいろ失敗を繰り返し、自信をなくし、退職しました。今思えば、前の職場ではたくさんの方の支えと長い目で見てもらえ、個性を大切にしてもらえたので、意欲も向上し、自信も持てたのだと思います。
その後、福祉分野以外での仕事考え、就職してみましたが、不器用なのに精肉の仕事をして、作業がのろく、1か月で退職しました。
何をやっても駄目だと思い、落ち込んでいましたが、やはり福祉の仕事が合っているのではと思い、高齢者福祉施設に行き介護の仕事をはじめました。高齢者の方を転倒させてしまったり、甘く見て大きな事故につながったことが何度もありました。
それでも何とか続けられ、在宅支援の相談の仕事に異動となり、その場では個人で行う業務が増え、ストレスが減り、仕事も多く与えられ、自信もつきました。
その後、給与アップと都会での仕事を求めて名古屋の会社に転職しました。ようやく今の職場です(笑)。
今までの仕事の経験が自信となり、15人程の職場で3年目から主任になり、引っ張って職場を引っ張っていく立場になりました。はじめは主任として求められることに答えつつ、自分らしさも発揮することができ、充実した仕事ができていましたが、日々の小さな失敗に加えて大きな失敗が度重なったこと、所属長が不在になり代行する業務が増え、責任も増し、求められることとできないことのギャップに苦しむようになりました。
今振り返ると、家族をはじめ、本当にたくさんの方々に支えて頂いています。いろんな人がいて自分があるし、そういう視点を持てるようになったり諦めずに何とか生きてこれたり、少しは成長できるようになったのは、子供の頃に優しい家族に囲まれていたからだと思います。本当にありがたかったです。
いろんな甘さがある私ですが、悪いことばかりでもないですし、成長もできました。
自己啓発本はよく読みました。
なかでも印象に残っているのは以下です。
そして、ADHDの本としては
この本によくお世話になりました。
今はたくさん出ていますよね。
たくさん読んでくださり、ありがとうございました。