私は、大学卒業後、重度の知的障碍者の入所施設、障碍者の作業所、スーパーの精肉担当、高齢者の特別養護老人ホーム、在宅高齢者の相談の仕事などをしてきました。
今、孤立死をなくしていく仕事をしていますが、
職場内で、浮いてしまう職員に対する心ない対応に、心を痛めることが度々あります。
以前、心ない対応を注意したことがありましたが、効果はありませんでした。
その後できたことは、心ない対応をされた職員の話を、よく聴くくらいでした。
浮いてしまう人に共通していた特徴で、他の職員から指摘を受けていたことは、
①空気が読めない
②自己中心的
③仕事の意欲にムラがある
などでした。
確かに②や③については、その方の問題もあると思いますが、①はしかたがないこと。
でも、②③があると、①が自己中心的な印象を与えてしまうようでした。
誰でもいい所があるわけだし、能力や長所短所の凸凹はあるわけだし、
一度雇ったからには、その人の可能性を信じて、その人の良さを見つけて、それのみに注目して一緒に働いていくのが筋だと思うのです。
福祉の職場なのに、どうかと思うんです。
私にあるのは、小さな勇気だけですが、これからも心無い対応をされた人の味方でいたいし、その人の話を、さえぎらず、意見せず聴いていきたいです。
そのうちの一人。1000回以上メールや電話で相談をくれた女性職員さんが、途中で辞めたい辞めたいと何度も泣いて投げ出そうとしていたけど、最後、結婚して年度末で退社というきれいな形で退職できた時は、本当にうれしかったです。
私も①や②が頻繁にあります。
今はすごく注意していますが、空気が読めないのはよくありますし、
油断していると自己中心的な発言をしてしまいます。
前は、きつい言葉を言われることが多く、正面から受け止めがっくりすることが多かったです。
でも、話を聴いてくれる、悩みが話せる人がいたから救われました。
その人に、涙を見せることができました。
聴いてもらえることの嬉しさ、有難さは、忘れられません。
今も、いろんな方々がブログをみてくださり、コメントをくださったり、
ほんとに嬉しいです。
だから、つらそうな人に、自分にできる恩返しとして、
しっかり話を聴いていきたいです。
話してもらえる雰囲気のある、自分でありたいです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。