日本を取り戻す ~ウイグル弾圧を知らせる活動と共に~

ADHD会社員が日本を取り戻したい思いでつぶやき、活動の報告をします。

初めの頃の診察

数年前に、初めて診察に行った時の様子です。

 

インターネットで、ADHDを診ている病院を探し、市内にある内科でも診ていることがわかり、受診することにしました(心療内科もあるためです)。

診察には妻も同席してくれました。私が自分をADHDではないかと疑っていて、色々調べ、本を借りたり買ったりして、妻にも話をしていたのですが、妻も色々調べてくれていました。診察に同意して、同行してくれました。

先生は女医さんで、とても真剣に丁寧に話を聞いてくれました。妻は妻の方から見た印象や心配事を話してくれました。私は、自分がADHDではないだろうかと思っていること、日々の失敗や困りごとでストレスを抱えていることなどを伝えました。

この頃は、不眠症もあり、それも伝えました。頭が冴えてしまっていて、疲れて寝たくても眠れない状態でした。

不眠症なんて根性が足りないから。3日も寝られないでいる人なんていないでしょ」という声を聞いたこともありましたが、3日間、本当にほとんど眠れないこともありましたよ。本当に疲れました。寝たいのに眠れないなんて、やはり病気で神経回路がおかしくなってたんでしょうね。これ、体験しないとわからないと思います。寝たいのに眠れないことのつらさ。本当につらいです。

先生は、「抑うつ状態」と診断してくださったと記憶してます。そして、まずは薬を処方せず、うつやADHDに関するアセスメントスケールで検査してくださり、幼少期のADHD傾向の確認もありました。

対処法として、薬を使わずに抑うつ状態を軽減させるための自分でできる方法を教えてくれました。その方法は、本を渡してくださり、何度も説明してくださり、自分も取り組んでみたのですが、2年程でやめてしまいました。しばらくやってはみて、少しは効果を感じたんですが、正直、大きな変化はあまり効果を感じられず。

でも、ここから呼吸法とか、瞑想、ヨガ、座禅などに関心を持ち、興味をもって続けられたのが3分間位でやれる呼吸法でした。心が鎮まるのを感じることができました。

先生はその他、現在自分が頑張っていることを認めていくことの大切さを説いてくださり、無理しないで休養をしっかりとっていくこと、また環境調整の方法として職場の人に自分の状態を話すことなどを教えてくれました。

診察の初めの頃は、診察中に泣いてしまったり、言葉が言葉にならなかったりで。でも先生が、丁寧に受け止めてくれました。

自分は、先生の言うことを手帳に書いたり、聞きたいことをまとめておいたりしていました。今も時々しています。確かにこれをすると頭が少し整理できました。

 

 

今振り返ると、この頃から治療が進むまでの間は、藁をもつかむ気持ちで、先生、妻、子供たち、職場で悩み相談できる人、兄弟、尊敬する人たちに、自分のことを話していき、たくさん聞いていただきました。泣いてしまうこともあり、言葉にならないこともあり。でも皆さん、よく話を聞いてくれました。感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。